5.八千代家と龍生家
和子「今日はどうだったの?、丘の上の洋館にお邪魔するって言ってたじゃない?」 八千代「うん、三人でちゃんと行ってきたよ、住んでる人とも話せたんだ。すっごく綺麗な女の人と、シワクチャの犬がいてね。その女の人、ニードさんって言うんだけど、ニードさんの作ったクッキーが凄く美味しくって。お土産にってクッキーも貰っちゃったの。お母さんにも食べて欲しい! あとニードさん、凄く力も強くって、私お姫様抱っこされちゃ […]
和子「今日はどうだったの?、丘の上の洋館にお邪魔するって言ってたじゃない?」 八千代「うん、三人でちゃんと行ってきたよ、住んでる人とも話せたんだ。すっごく綺麗な女の人と、シワクチャの犬がいてね。その女の人、ニードさんって言うんだけど、ニードさんの作ったクッキーが凄く美味しくって。お土産にってクッキーも貰っちゃったの。お母さんにも食べて欲しい! あとニードさん、凄く力も強くって、私お姫様抱っこされちゃ […]
応接室では、老人がお茶菓子のクッキーを食べている。 三人は、まだクッキーにも紅茶にも手をつけない。 そのとき、龍生が意を決したように立ち上がる。 龍生「ぼ、僕たちをどうするつもりですか!」 八千代と和馬が一瞬龍生を見たあと、二人で老人を睨む。 老人は不思議そうな顔をする。 「なんじゃ? さっきも話した通りじゃよ?」 そして、八千代を見る。 「そこの女の子、あー、名はなんという?」 八千代が恐る恐る答 […]